面白い実験でたしかめる生物の不思議
アリは臭いの世界に生きる アリの巣を掘り起こして、さなぎの臭いを発砲スチロールにつけました。発泡スチロール片を巣穴に運び込んで行きます。種の異なるアリを1つの瓶に入れると喧嘩を始めます。同じ種でも巣が異なると喧嘩をします。たぶん触覚で化学物質を感じ取っているのでしょう。アリは普通、アリマキを攻撃しません。どうしてでしょうか。アリマキはきっとアリの攻撃を麻痺させる化学物質を出しているんではないでしょうか。
クモの巣の不思議2つのクモの巣を比較してみましょう。どこか何か違いがありますね。右の写真は粘着性の糸だけ写っています。上の巣はすべての糸が写っています。巣の取り方が違います。右の巣はクモの巣には粘性があることを利用して、取りました。左のくもの巣はスプレーで色をつけて、画用紙に糊を塗って巣を張り付ければできます。では右の巣はどうやって取るのでしょうか。
昆虫は紫外線を頼りに花を探す:ハエはブラックライトの光に飛びついて行きます。ハチは偽物の花に間違ってよって来ます。モンシロチョウは偽物のメスによってきます。紫外線は私たちには見えません。人が見ている世界と昆虫が見ている世界は違うかもしれません。
コガネグモの虫取り。腹部から糸(液体)を出して獲物をぐるぐる巻きにしてしまいます。クモ採集器を使えば糸を出す瞬間が見られます。液体から個体に変るたんぱく質があるのでしょうか。