クモの不思議(その1)
実験1 クモの巣をゲットしよう。2つの方法で採取してみましょう。ジョロウグモのクモの巣を沢山見つけておきましょう。@図のようにペンキスプレーをクモの巣に吹き付けます。洗濯糊を水で薄めて画用紙一面に塗ってください。この画用紙をクモの巣に押し付けて周囲のクモの巣をはさみで切ってください。 A右下図のようにクモの巣にOHPのシートを押し付けて周囲の糸をはさみで切り取ってください。OHPシートにセメント用黒色粉かチョークの粉をかけてテイシュペーパーで粉を拭きとってください。これでクモの巣をゲットできます。
OHPのシート
 コガネグモは獲物を糸でグルグル巻きにします。獲物を巻きつける糸がクモの体内にあるのでしょうか。クモの巣は何から出来ているのでしょうか。巣は夏の炎天下でも糊が固まってしまうことはありません。どんな糊をつかっているのでしょうか。
 ところでクモは獲物がかかると糊のついていない糸を通ると言われていますが、本当でしょうか。こんな神業的活動ができるのでしょうか。クモをクモの巣にぶつけてみて下さい。ひっついたりはしません。確かに縦糸を伝って移動しますが、横糸をつかむこともあります。この場合は糸がたるんでしまいます。
画用紙に糊を薄く塗る
A、Bのクモの巣の違いを注意深く探してみてください。@のクモの巣はA,Bどちらでしょうか。正解はHPのP−2を参考にしてください。
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足場糸は一本で作るかと思っていましたが、オニグモは2本ほど重ねて作っていました。建設途中で糸がたるんでくると適当に引っ張って接着しました。思ったより、臨機応変な作り方をしていました。
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実験2 実験1の違いはクモの糸の性質の違いに原因します。クモの糸を顕微鏡で観察してみましょう。ホールスライドガラスにクモの糸を張り付けて取ってください。これを顕微鏡で観察してみましょう。
このHPを利用される場合は必ず梶田高由までご連絡ください。この実験は小学校の子供にやらせましたが、全く評価はありませんでした。けれども・・。
顕微鏡で観察すると糸に色粉がついているのが分かります。
糸にスプレー糊をかけ画用紙に貼り付けてから、色粉を降る方法でも同じクモの巣が取れます。