クモの飼育と観察。屋外でクモの行動を観察するのは大変です。携帯用クモの巣にすれば観察は急速に進みます。右図のようにダンボール箱の内側に墨を塗って黒くします。前面にアクリル板の扉をつけます。クモを1匹入れて蓋をするだけです。アクリル板の上はきっとクモは歩きにくいのだと思います。数本ついていることがありますが、ほとんど糸はありません。1日もあればクモは新しい巣を作りますが、これなら扉を開けたり閉めたり出来ます。開けておいても普通は昼間なら逃げ出すことはありません。夜は閉めてください。逃げます。箱の大きさはジョロウグモならB4の紙が入る程度の大きさでかまいません。オニグモならその3倍ぐらいの大きい箱にしてください。箱が小さいと異常な形の巣を作ってしまいます。(天井に水平に。)餌は青虫などを網につけてやればいいと思います。腐りかけたリンゴを入れておけばショウジョウバエがたくさん出てきます。これでも良いと思いますが、なかなか網にかかりません。野外ではどんな虫がかかるのか、クモの種類によってきっと違うでしょうね。クモの巣の位置や形が違うのですから。
音楽で走るクモへ
実験1 クモはどんな振動によって来るのでしょうか。右図のようにラジカセにスピーカーをつけて下さい。スピーカーに細いこよりをつけて下さい。ラジカセから振動数がきまった音を流してください。
実験2 オニグモの1日の活動を記録しよう。時計を使って記録計を作りましょう。
「面白い実験でたしかめる生物の不思議ーアップデイトー」
 クモの不思議(その2)
クモ遊び。クモ採集機。マッサージ機の先にこよりをつけるだけです。大抵の網を張るくもはこの振動で走ってきます。噛み付きます。コガネクモでは腹部の突起が立ち上がってきて糸を噴出して(本当は液体を噴出するのだと思います。)獲物をぐるぐるまきにします。空気の振動だけでも走ってきそうです。
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クモを飼育して行動を観察してみよう
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