お贈り致します。しばらくお待ち下さい。代金は結構です。どうせ僅かしかありません。自分としては今の社会に反抗してHPを開設したつもりです。学校という組織に押しつぶされて、死にそうになっている子供達に入試を忘れて思いっきり疑問に立ち向かったら楽しく学べるだろう。最近、眉毛を剃って、・・・どうしたら良いのか分からない生徒が、「先生、クモの糸が面白い。」「液体をきっと噴出して、空気に触れると糸になるんだと思う。」「すごいね。きっとそうだと思うよ。」「人間の血液が空気に触れると固まるよね。あのとき血液中に糸ができるんだ。きっと同じようなことが起こると思うよ。」そうなんだ。そんなことをだべりながら別れました。そうしたらしばらくして「クモの糸を調べてみたい。」そう言ってきました。「じゃあ一緒にやろうよ。」約束しました。「今クモはいないから、来年やろう。」でも、来年まで待てません。この子は来年までに学校を辞めちゃうかもしれないから。ニンヒドリンを注文しました。糸がタンパク質であることを確かめたい。やったことは私もありません。・・・。今あまり健康じゃないから、彼に本当に付き合ってやれるのかちょっと心配しています。HPは子供達のためにお使い下さい。きっと誤りも結構あるだろうと思います。信じないで実験してみて下さい。どんな実験を実施されるのかご連絡頂けると幸いです。      
アミノサプリには数種類のアミノ酸やタンパク質が入っています。ニンヒドリンはこのアミノ酸に反応して紫色に発色します。アミノサプリでろ紙に好きな言葉を書いて、1%ニンヒドリンを霧吹きで吹き付けます。このろ紙をホットプレートでゆっくり暖めてください。
思い出分の冊子 そしてくもの糸に再チャレンジ  
        ニンヒドリン反応
 
1パーセント ニンヒドリン。ニンヒドリンは水には溶けにくいようですが、暖めれば溶けます。アルコールやブタノールを使うまでのこともないでしょう。タンパク質やアミノ酸水溶液に数滴加えて加熱すると紫色に発色します。加熱はホットプレート用いるのが簡便で安全だろうと思います。事前にやってみましたがきれいな結果にはなりませんでした。でも、きっと大丈夫です。作りたてのクモの巣をガラス板に貼り付けると糸の粘球が潰れます。そうするともっときれいに色の変化を観察できると思います。
アミノサプリには数種類のアミノ酸が含まれています。薄めたアミノサプリをろ紙にプロットして乾燥させます。nーブチルアルコール4:酢酸1:水1を展開溶媒として展開して乾燥させます。ニンヒドリンを噴霧してゆっくり加熱する。まだ検討していませんが2つのスポットしか出てきませんでした。これで概ねクモの巣の成分確認の基礎実験は終わりました。新しいクモの巣を待つだけです。
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たいして面白くもない「面白い実験でたしかめる生物の不思議」という本は今は本屋にはほとんどありません。HPから手に入らないかと依頼を受けました。私の手元にもvol.1は思い出分ほどしかありません。でも郵送することにしました。
「じゃあね、時間をみつけてやってみよう。」「先生、楽しみにしとるで。」とりあえずくもの巣をあのまま採集してニンヒドリン反応で紫色に変色させてみようと思っています。今はクモがいない壊れたクモの巣を使うしかない。暖かくなったら、実験室にクモのマンションも数個用意してやろうと思っています。