光合成色素は青や赤色の光をよく吸収します。植物は吸収した光を使って光合成をします。そうするときっと赤とか青色の光で沢山デンプンが合成されるはずです。緑の光ではせっかく光を照射してもデンプンの合成はあまりないはずです。色々な人がセロハンやアクリル板の赤や緑の透過光を照射し、ヨウ素反応を用いてデンプンの合成量を調べる実験をしました。けれどもたいして違いが見られなかったようです。
 右はセロハンの光の透過を調べたものです。緑セロハンを見て下さい。緑色に見える緑色セロハンの透過光には、随分赤色の光が含まれています。これでは緑の光を照射したことになりません。できるだけ単色光になるようにセロハンを組み合わせることが大切です。そうすれば必ず、赤と緑の光による差が見られると思います。青色と黄色のセロハンを重ねると緑に見えるようになります。でも緑セロハンの緑の透過光とは違います。どのように違うかたしかめてみて下さい。
タンポポは地面にへばりついて生きる。小さな種子をたくさんつくり、明るいところで発芽。
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白色光を虹に分けてみ見ましょう。
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光の種類(色)と光合成・・デンプンの合成
            照射エネルギーがわかりませんからあまり意味がないかもしれませんが
緑の光:青セロハン2枚と黄色セロハンを1枚を重ねて作りました。
赤の光:赤セロハン2枚と緑セロハン1枚を重ねて作りました。
右の写真のように黒画用紙に穴を開けセロハンを張り付けて葛の葉に密着するようにはりつけて下さい。

7時間ほど(?)戸外において置いてください。

十分光合成をさせたら、葉を切り取って5から10分ほど煮る。ビーカーにアルコールを入れ煮込んだ葉を入れて再びホットプレートで煮込んで色素を抽出する。

葉をヨウ素ヨウドカリ溶液に浸すとデンプンがあるところだけ色が変る。右下の写真。もう少し条件を整えればきれいな結果が得られると思います。
これできっと結果がでると思います。けれども最後まで残る心配ごとが生じます。赤と緑の光は本当に同じ強さの光だっただろうか。
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