タンポポは地面にへばりついて生きる。小さな種子をたくさんつくり、明るいところで発芽。
タンポポやキャベツ、レタスなどの形態の植物をロゼッタ植物と言います。ジベレリンの分泌をやめてしまったためにこういう形態になってしまいました。キャベツに市販の園芸用のジベレリンを毎日噴霧すると巻かないで上へ伸びていってしまいます。上の写真はタンポポの写真です。ついでにこれなら動物に踏まれても大丈夫ですね。右上はジベレリンで立ち上がってしまったタンポポです。さて、こんなスタイルでは他の植物が大きく育ってきたら、勝ち目はありません。そこでタンポポは春一番に花を咲かせて、種を作ります。ここはもう子供たちの成長には適さないかもしれません。種は風に乗せてできるだけ遠くへ運びます。裸地をもとめて。明るい裸地に着いたら発芽しよう。
CDのケースを用意しましょう。脱脂綿を5mm程の厚さになるように敷いてください。薄い墨汁を浸み込ませてください。これは結果をコポーして記録しておくためです。右と左にセイヨウタンポポの種を蒔いてください。(セイヨウタンポポの種は出来たらすぐ発芽できます。)CDの半分を黒画用紙で覆って暗くします。なおこちらへ光が漏れてこないように中央に黒い画用紙で仕切りを入れるといいでしょう。光が当たる方だけ発芽します。
左明所
色アクリル板を使って発芽に有効な光は何色かを調べてみましょう。CDのケースの表面に写真のようにアクリル板のカバーを覆います。隣から光が漏れてこないように黒画用紙で仕切りをつけて下さい。アクリル板はたとえば緑だからと言って緑の光だけを透過させているわけではありません。下のような直視分光器を使ってアクリル板が透過する光を調べておく必要があります。光源と直視分光器の間にアクリル板を差し込んで左に見える虹の変化を調べておきましょう。緑のアクリル板は緑だけではなく、赤色の光も透過させています。アクリル板やセロファンを使って出来るだけきれいな単色光にするような組み合わせをを考えるといいと思います。たとえば緑の光は青と黄色を重ねたものの方がきれいな緑になります。フィルターは左から 暗所:赤アクリル板と青アクリル板:青アクリル板と緑アクリル板:赤アクリル板と紫あくりる板
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明所
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