(もっと)面白い実験でたしかめる生物の不思議
                                      東京図書出版会・蒼天社    梶田高由
葉はどこがどう成長するのでしょうか。これはケイトの葉の成長を調べたものです。不思議な育ち方をしています。多分このタイプの形をした葉は皆同じような成長の仕方をするのではないかと思います。でも、植物によって違います。イチョウ、もみじ、ぶどう・・の葉で調べてみました。ついでに同じように根や茎の成長を調べてみましょう。いろいろ不思議なことが出てきます。
りんごを入れた時
植物の生長。モヤシの生長。左のようなビデオボックスの下に水を含ませた脱脂綿を敷いてブラックマップ(もやし豆)の種を蒔いてみましょう。植物はどのように育つでしょうか。同じ実験をリンゴを入れたボックスの中でやってみましょう。植物は光りがあたらない方が早く伸びることがわかるでしょう。エチレンが重要であることが分かると思います。
巻きひげは巻きひげだけでも巻きつきます。生け花の蕾が植物体から切り取った枝だけで開花するのと似ています。温度、ホルモン、電気などによって巻くスピードが変わってきます。写真はアルミホイルで巻いてきたもの。ほんとうは単にぐるぐる巻いているだけかもしれません。(右)
カボチャの巻きひげはどうして巻きつくのでしょうか。ピーピー笛おもちゃでモデルを作ってみました。巻きつく力は単にぐるぐる巻きになろうとしているだけです。端が固定されているとこういう巻き方になります。
りんごなし
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葉成長のモデルへ
捻れて出来ている蔓の茎フジの蔓、アサガオの蔓、巻きひげ、大和芋の蔓。内部構造がらせん状にできていました。向日葵は茎から葉まで平行にできています。
注射器などで樹木の導管あたりに色素を注入すると螺旋状に色がついた年輪が見られるようになるようです。まだたしかめていません。
葉の成長実験へ
向日葵
巻きひげ
最近レインボーバラというものが輸入されています。この方法でできると思います。