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葉の成長をモデルを使って考えて見ましょう
薄でのゴム手袋を切り開いて、穴あけパンチで円形の穴を開けました。メッシュ1mmほどの金網にスタンプインクをつけ、ゴム手に格子模様をつけました。このゴムシートを直径10cmの刺繍用の枠に張りつけました。葉の成長が葉脈の伸長として、穴の変化と格子模様の変化を調べてみました。
穴を中心にして円形の管瓶で下から押し付けてゴムを伸ばして見ましょう。当たり前でしょうが、穴は円形に広がっていきました。もし葉の穴の付近で同じように葉脈が伸長していけば、葉につけた円形のパンチ穴は丸く大きくなっていくでしょう。
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穴の左側の裏側に立てにガムテープが貼ってあります。左側の部分は成長しぬくくしてあります。下から押し付けると穴はだ円形に広がっていきます。右端の縦模様を見てください。左側を中心とした同心円状の模様になりました。これはちょうどケイトの葉の広がり方に似ています。葉の先端部分の葉脈の伸長が小さくて基部での伸長が大きければこのような格子模様が見られるはずです。
 成長ホルモンが葉の成長とどのようにかかわっているかはよくわかりません。けれども、葉の成長は葉脈の成長と深く関係しているように思えます。一見葉柄から葉の先端に向かって伸長しているように見えますが、本当はむしろ逆で先端方向から葉の付け根に向かって葉脈が伸長していると考えたほうが正しいのではないでしょうか。トウモロコシの葉では正に基部に向かって伸長しています。