-面白い実験でたしかめる生物の不思議-

走流性の実験
蜂だって走流性 走風性か

サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが
アクワイアー・桜

夜は走流性はないのか
回転する水槽中に泳ぐメダカは水平に泳ぐか。気泡は
蜂だって同じ

最後に走流性って一体なんだろうて考えて下さい。

私は水の流れとは全く関係ない行動じゃないかと思います。自己が動かないということは自分の周囲が動かないように見えることなのでしょう。何か流れがあるところに生活する生き物は何もしなければ流されて周囲の模様が動いていきます。ここに生きようとするならこれは困るわけだ。大抵の生き物は前に移動します。後ろへ動くことはできなか、下手くそです。水中に生きる生き物は流れの方向へ向いていると絶えずバック移動をしないと流されていってしまいます。これではちょっと困るから、流れと反対方向を向くことになります。が、流れに反応したわけではないのでしょう。背景が動いて見えるわけだから、その反対方向へ体をむけるのでしょう。長された分だけ泳げば良い。流された分は背景が動いた分だけです。だから、背景が勝手に流れと同じ方向へ移動すれば、流れと同じ方向へ泳ぎます。背景が勝手に上へ動けば上へ浮かんでいきます。走流性とか定位性などの用語で説明してきましたが、それではわけが分かりません。

走流性 魚に聞け

 魚の走流性の実験をやった。周囲の景色が見えないようになるとどうなるのだろうか。私は部屋をすこし暗くして水槽の周囲を黒い画用紙でくるんでやればいいと思って準備をしていた。たまたま近くに大きなボックスがあった。誰かがこの箱の中で実験すれば良いと言った。どこから観察するかの問題はあるが、その通りだ。実験は2手に別れてやった。これを教科書では走流性と言う。なんと呼んでもかまわないが流れを認識する感覚器は何処なんだろう。側線らしいが本当だろうか。背景を上下に動かすと魚は上下に浮き沈みをする。最後に見せると感激する。どうしてこの生徒達は何かを始める前に、私たちは駄目なんですって言うんだろう。ミツバチは風に吹かれれば風に逆らって飛ぶだろう。急流に流されないようするなら人間だって流れに逆らった方を向くだろう。
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長い間、走流性は流れに逆らって泳ぐことだと教科書通りに信じていました。大学入試試験にも出題されてきました。縞模様の背景を右にゆっくり回転させるとメダカはどう泳ぐかとか、早く回転させるとどうなるかとか。なんとなくしっくりこなかったが、真面目くさって説明してきた。けれども、自分で実験してみてやっと納得ができた。今までの説明は全く間違っていた。