第101回 画面手前奥に立ち上がれば前後に動く
第20回 ハート達よ グチャグチャ動け今日の一枚 
第3回  背景の明るさが変わると急速回転

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

コンタクトはここ。全て小文字半角

@無限大の大きさを持つ外界を網膜という小さな面に投影して見ている。解像度を高めるため網膜の視細胞は中心部に多く集まっている。中心部で見たものははっきり見えるが周辺部はちゃんと見えていない。だから絶えず視線方向を変えて部分部分をモザイク状に見て全体をまとめて見ている。
A視線方向を変えると同じ部分が見え方が変わってくる。見えていない→見えてくる。見えている→見えないようになる。この時脳は立体的構造として解釈ををする。丸い粒があるとしよう。見え方が変わると粒が傾いて手前に浮いてくる。奥へ傾いて沈んでいく。これはちょうど画像が左右に動いて行くように見えることと同じ像になる。
B視線を向けた時(見えていない→見えてくる)か視線をそむけた時(見えている→見えなくなる)のどちらかが認識される。

錯視画像でずいぶん長くなりましたが、目の構造が原因だと思っています。視細胞の分布から錐体細胞の数などが関わってきます。確かに理解するのは脳ですが、脳は視神経から送られてくる情報を一定の方法で処理し、解釈しているだけだろうと思います。錯視は生物と関係ないと思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。もうしばらく続けます。

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第22回 背景の明るさが変わるとハートが回転
第25回 渦が見える
第96回 勝手に動いて見えちゃいます。
第97回 干し柿が動いて行く
第98回 干し柿は回る
第99回 青い柿が回転して見える
第100回  回転する干し柿

右と左で回転方向が逆です

今日の一枚 第102回 静止画ですが、瞬きをすると回転して見えます