オジギソウ:おじぎをしないグータラなオジギソウの作り方
実験1 オジギソウは夜の姿と昼間の姿が違います。観察してみて下さい。刺激を与えて反応を観察してみて下さい。主葉枕はどちらも同じように反応します。
実験2 大型のタッパにオジギソウを鉢ごと入れる。300mlほどのビーカーに水を入れてタッパに入れる。入浴剤バブを半分ほぼ入れると二酸化炭素が発生する。タッパの蓋をしっかりする。これを暗いところに(明るいところでもやってみましょう)1時間ほど置いておく。1時間ぐらい後にタッパの蓋を開けてオジギソウに一度刺激を与えておじぎをさせる。ビーカーにバブをひとかけら入れて再び蓋をしておく。
実験3 二酸化炭素の代わりにエチルエーテルの蒸気を入れてみましょう。脱脂綿にエーテルを含ませてタッパに入れて蓋をする。
実験2,3でおじぎをしないグータラなオジギソウが出来ました。戸外の明るいところにしばらく置いておくと回復してきます。
電気刺激でおじぎをするオジギソウ
実験4 3×3mm程の寒天片を小枝の数箇所に付ける。コードを長めに銅線をだす。銅線の1本だけ出して寒天に差し込む。電池か電源装置で9V(?)で刺激をする。(なお、カボチャの巻きひげで長めに電気刺激を与えると間もなくひげが巻いてきます。)
実験5 葉の先端を少し切ってもおじぎをします。おじぎをする順序や回復する順序にも気をつけて観察する
実験6 エチルエーテルや二酸化炭素でグータラなオジギソウを作ります。小葉をはさみで切ってみましょう。オジギソウはおじぎをしません。
これらの実験からオジギソウのおじぎのメカニズムについてどのように考えますか。
@ 植物体内における水の動きが重要なポイント
A 神経はないが電気の流れが起こりうるかもしれない。
B葉枕から水が放出されると考えられるが、どのように放出され るのか。
右はグータラなオジギソウ
電気刺激でおじぎをするオジギソウ
グータラなオジギソウは切ってもお辞儀はしません。