この実験に使う植物の苗作り。
調べる目的によって植物を変えます。トウモロコシ、キュウリ、カイワレ大根、ブラックマッペ(モヤシ豆)、麦など。CDのケースに脱脂綿を5から7mmの厚さになるように敷いて下さい。植物の芽生えは脱脂綿とケースの蓋の間で成長します。種子が軽く押される程度の厚みにしてください。脱脂綿にうすい墨汁液を浸み込ませて下さい。結果をコピーするためです。苗作りには水だけでもかまいません。1日ほど流水につけて十分水をしみこませた種子を蒔いて下さい。光が当たらないように黒いカバーをします。レンタルビデオの黒色ケースが最適です。20〜25℃なら2ないし3日で苗が出来ると思います。普通の実験なら光があったってもそれほど問題はないと思います。普通は始めに根が伸び始めます。上下が反対だとあまり良い苗になりません。根が下向きになるように置き直すと良いと思います。実験用のケースにはMDのケース、フロッピーデイスクのケース、CDのケースなどを目的に応じて使います。
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芽の成長へ
 植物の成長を調べる         (その1)
実験1の結果は下の写真に示されます。カイワレ大根はグルグル巻きになってしまいます。どうしてこんなふうになってしまうのでしょうか。後半に少しメカニズムをたしかめるための実験を組み立ててみましょう。茎の巻き方と根が巻くメカニズムには何か違いがあるかもしれません。
実験とは余り関係がありませんがこの結果のコピーはなかなか白黒の芸術的物になります。
実験1:だれでも出来る簡単な実験と言うか遊び実験をして見ましょう。CDのケースの中央付近に5から6粒ぐらいのカイワレ大根の苗を並べてください。そのままケースを立てて一日放置します。2日目は90度回転して横向きに立てて置きます。次の日はさらに90度回転します。毎日コピーをしてください。
植物の成長を調べるには植物体に印をつけておかないと分かりません。クズやフジのつるの伸び方などを調べるのはそんなに面倒ではありません。けれども、1センチそこそこの芽生えの成長を調べるのは大変です。一機に印をつけてしまいましょう。でも、少しは練習しないとうまくつかないかもしれません。
左の絵のようにアルコールランプにキシレンやトルエンのような炭素数の多い有機溶媒を入れて燃やします。煤が大量に出てきます。炎の上にメッシュ1mmほどの金網を置いて十分煤をつけて下さい。上の写真のように苗に判このように押し付ければ、等間隔に印がつきます。網目の部分を押し付ければ正方形に印がつきます。
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