ミツバチの走流性
メダカは走流性を持つと言われてきましたが、流れとは全く関係のない行動です。背景が動けば流れと同じ方向へ泳がせることができます。さて、この行動をメダカに限った行動だと思われていますが、アメンボも同じように背景につられて運動します。よく考えてみると、人間でも同じことになるような気がします。駐車場で車を止めたり発進するとき、電車がスタートするとき、静止しているはずの自分に異様な感覚を覚えます。
さて、ミツバチでも同じことが起こるはずだと思い実験をしてみました。背景につられて回転して飛行しました。視覚は自分の位置を運動を認識すらためにあります。このとき背景は運動をしないものとして判断しています。視覚を持つ生き物ではほとんど同じではないかと思います。視覚から脳の活動と行動がきっと同じ原理で起こっているのではないでしょうか。まだ確かめていませんが、飛行中に風に流されれば、きっと風に向かって飛ぶと思います。100円扇風機を入れて風を回転してみたらどうでしょうか。動画は途中スロー再生しています。さらにアニメーッションにしました
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メダカは確かに流れに逆らって泳いでいます。けれども決して流れより早く泳ぐことはありません。流された分泳いでいるにすぎません。さてミツバチは風に流されたらきっとそれだけ分は風に向かって飛行すると思います。風の方向に姿勢をとると大変です。バック飛行はできないからです。風があるときは風に逆らって姿勢をとらないとどんどん風に飛ばされてしまうはずです。大きい円水槽にハチを入れて風を回転してみてください。きっと風に逆らって飛行します。けれども風より速く飛ぶことはないでしょう。言い換えると風に向かって一定の場所で飛行しています。