オジギソウ  お辞儀について  
わけが分からないグータラオジギソウ
 
オジギソウは触れるとお辞儀をします。傾触性と言われています。水の移動によって膨圧が変化することによって運動が起こります。刺激から運動が起こるまで。反応終了後回復までを調べれば、植物体内での水の移動の仕方が分かるかもしれません。高濃度の二酸化炭素やエーテルなどでお辞儀反応がなくなってしまいます。けれどもこういう処理をしなくても同じことが起こることがあります。屋外にあったオジギソウを室内へ移動させると無反応になってしまうことがあります。明るいほうがよくお辞儀をすると思うとお辞儀をしないようになってしまうことがあります。ネムノキノやインゲンマメの就眠運動や花の開閉など膨圧の変化と関係しそうな反応が沢山あります。いずれも外部環境の複雑な変化に対して複雑に反応しているように思えます。自記記録計を使って調べてみましょう。
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刺激の後の回復の様子を記録すれば、植物体内における水の動きを理解できるかもしれません。右のようにオジギソウの枝に糸を貼り付けて調べました。オジギソウが柔らかいので大変、微妙で正しく記録できないこともあります。改良する必要もあるかもしれません。
通常に反応するオジギソウの主葉沈の回復する様子。概ね20分程度で回復することが分かります。今後、葉の先を切断するとやがて全部の主葉沈がお辞儀をします。下部から上部の主葉沈の回復過程を調べると面白いかも知れません。
お辞儀運動が活発になるだろうと思って、ファイバーライトで光を照射してみました。理由は分かりませんがだんだんお辞儀活動ができなくなってしまいました。戸外にあるオジギソウを室内に持ち込むとうまくお辞儀活動をしなくなることがあります。翌日は同じ室内で正常な反応を示します。オジギソウは刺激によって電気が発生するらしい。しかし環境変化によってお辞儀のスピードが変化することは電気では説明できないように思います。
正常オジギソウの運動
お辞儀ができなくなることがあります。光照射でも回復しないし、葉を切断しても反応を示しません。
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記録計の作り方