東京の日本科学未来館では裸眼立体映像の大型テレビを作ったようです。今までの3D映像は立体めがねをかけなければ立体的に見えませんでした。新しくできたテレビはそんなめがねをかける必要はありません。未来館のテレビの原理が同じかどうかは分かりませんが、きっと同じだと思います。

原理にチャレンジしてみませんか。簡単です。ガラス窓があればできます。5×5p程の透明色シートが必要です。目の高さ辺りにガラス窓の向こうとこちらに重なるようにシートをセロテープで張り付けます。前、後ろのシートの枚数を変えて下さい。前に出てきたり後ろに見えたりします。このシートをどんどん小さくすれば裸眼立体画像ができるというわけです。「面白い実験でたしかめる生物の不思議ーアップデイトー」でもう少し詳しく記載します。

これでも立体映像TVをつくることができますが、もう一つ全く別の方法でも可能です。ホログラフィイです。360度の方向から見ることができます。ここで示した実験の方法はもう古いかもしれません。未来館はホログラフィイのようでした。
実験2の結果は左のようになります。分光器で分けた虹の光をすべてもう一度混ぜ合わせると白色光に戻ります。赤い光と緑の光と青を混ぜ合わせると同じように白色光になります。
なお、この装置はやや曇った日であれば暗幕がない教室でも実験ができます。ファイバーライトと直視分光器の間に色つきのアクリル板を置くと虹がいろいろ変わります。色について理解するには使いやすい装置です。スペクトルの撮影をするためには暗くする必要があります。
色は反射してくる光を3種類の検出器で検出することによって理解されます。それでは吸収した光のエネルギーはその後どうなるのでしょうか。液晶サーモシートを使って確かめてみましょう。熱になりました。
アクリル板2枚を使って立体画に挑戦。でも、苦労の割りに思ったほどうまくいきませんでした。
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ゲストブック・目次2
目次
虹を調べる。光の色
吸収した光はどうなる
新しい立体視にチャレンジ