実験2 原形質分離のモデル作り
振動を与えると細胞内の水分子が外へ出ます。すると内の面が下がってきます。右の図をクリックして下さい。植物細胞と浸透圧についても記述に入ります。
実験1 浸透現象をモデルで理解しよう。
枕用発砲スチロール球を用意してください。半透性の膜(細胞膜)として金網を用意します。水分子は分子の大きさが小さいので発泡スチロール球をそのまま使います。溶質(たとえばショ糖分子)はスチロール球4個を接着剤で接着します。片側に4球 片側に水スチロール球を入れてドライヤーで冷風を送ってかき混ぜる。(動画)不思議なことが起こります。
海水、淡水、汽水

海水は水です。けれども私たちは海水では生きられません。どうしてなんでしょうか。
浸透圧と生き物 浸透圧モデル
               不思議な発砲スチロール球=不思議じゃなくて当たり前

仕掛けを発見すれば当たり前です。一生懸命理由を探した生徒は「先生はずるい。」と言います。でも、このままどんどん分子のレベルまで小さくすれば、同じことが起こります。ナメクジに塩をかけるとナメクジは小さくなり死にます。簡単に説明できます。けれども、砂糖じゃあ駄目んでしょうか。やってみて下さい。駄目です。なんで?ナトリウムイオンや塩素イオンは膜を通過できないほど大きな粒なんでしょうか。そうすると水についてもう少し勉強をしないといけないね。

ドライヤーで風を送ってかき混ぜると左右の高さが違ってきます。不思議です。生徒達は一生懸命タネをさぐります。必ず誰かが発見します。「先生はずるい。」

発泡スチロールの色は同じ方が良い。不思議だから。念力で出来ると言うと本当に念じる生徒がいるが、何年理科を勉強したんだと言うことにしている。

このHPを利用される場合は必ず梶田高由までご連絡ください。
大きさが違う2種類のスチロール球を使います。内側の穴あきの入れ物に大きい分子(大きいスチロール球)を入れます。外側の水槽には小さな水分子(小さなスチロール球)を入れます。小さなスチロール球は穴を自由に通過できるようにしてください。大きな球は穴を通過できません。装置全体に振動を与えて分子を運動させます。右のアニメーションを御覧下さい。内側の管の面があがってきます。
下の青色の装置は試験管攪拌機です。発砲スチロールに振動を与えるために使用しています。家庭用マッサージ機でも良いかもしれません。
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