ナミツブダニ卵の長さは約120μmほどでクワガタダニの卵に似るが、クワガタダニ卵が長楕球状であるのに対し、ツブダニ卵はマガタマ状に湾曲している。春(5月ごろ)に多数の幼虫、若虫が出現した。発育過程は良く分からなかったが、非常に早く一ヶ月以内には成虫になるように思われた。
ヤマトクモスケダニ 卵は一般に春に産卵されるように思われるが、野外では10月にも幼虫が確認できる。卵は長さ160μmで幅110μm程で西洋梨状の形をしている。卵は普通1個から数個ずつ同じ場所に存在するが、10から20個の卵が一ヶ所にまとまって存在するものがあった。春、産卵されたものは夏までにはほとんど成体となった。ふ化してから約40日ほどで成体となった。成体となった個体は飼育下ではその年には産卵することはなかった。野外では10月ごろにも幼虫が確認できたが、この幼虫は12月までには成体となった。休止期の体長は前幼虫で240μm、第一幼虫で380μm、第二幼虫で460μm、第3幼虫で750μmであった。ふ化してから40日ほどで成体になると思われる。

ふ化→7日→ 前幼虫で240μm、休止期(2日)脱皮→(4日)→第一若虫で380μm、休止期(2日)脱皮→(6日)→第二若虫で460μm、休止期(5日)脱皮→(6日)→第三若虫で750μm(10日i以上)脱皮:成虫     40日以上日
ホコダニ(中期門ダニ)卵表面にかなり太い長い毛が多数見られるので他のダニの卵とは簡単に識別ができる。卵表面は網目模様。
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シンキセイダニ(中気門ダニ)卵内にはすでに脚部が見られる。右はふ化した直後。このダニは他の卵を食べてしまうので注意が必要である。
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