(もっと) 面白い実験でたしかめる生物の不思議

                                     東京図書出版会・蒼天社    梶田高由
光の照射部位と光屈性
黒く塗ったCDケース内に芽生えを置き鑑賞用麦の芽ばえの基部と先端部に光ファイバーを使って光を照射してみました。上段:基部、下段:先端: コピーをしながら経過を記録した。最後のコピーは実験スタート時と終わりの状態を重ね合わせた。芽生えの基部に光を照射しても効果はないと言われています。この実験の結果は基部に光が当たれば基部で屈曲することを示しています。右の図の方が分かりやすいと思います。
休止期のオトヒメダニと脱皮土壌動物の映像はこれで最後にします。卵、成長、生態、などまだまだ分かっていないことがたくさんあります。
ノスポール 朝
ノスポール 昼
ノスポール・タンポポ・冬知らず・リビングストーンデージー・チューリップ・福寿草・カタバミはどうやって開いたり閉じたりするのでしょうか。これらの花は開いたままにすることができます。暗所でも開いてきます。ポーチュラカ・アサガオ・オシロイバナ・マツヨイグサはどうでしょうか。
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うら口
かげ口
光屈性 植物体がしっかり固定されないまま、光に反応すると(右から光)とんでもないことになりました。根は上に向いたり1回転したりしてしまいます。左の装置ではエアレイションしていますが、根は水中では不思議な成長のしかたをしました。十分湿度を保った空中ではらせん状に捻れながら伸びていくように見えます。もちろん光とは無関係のように見えました。最下部はクロッカスです。右は水栽培したものです。根は光に影響されなかったことはもちろんですが、パーマを掛けたようになってしまいました。(アップデイト)
根は先端が伸びる。中間までは暗所。その後明所で育てた。光の有無に関係なく先端部が成長した。根には煤を塗った網で等間隔に標が着けてある。CDケースないで育てコピーをした。
冬知らず 夕刻