BB弾は浮かび上がる
水より軽い木材は水に浮かびます。1kgの木は水に浮かびます。2kgの木も水に浮かびます。重い鉄は沈みます。1kgの鉄玉は沈みます。けれども鉄でできた船は浮かびます。水より軽いとはどういう意味でしょうか。浮かぶということはどういうことでしょうか。ビーズの中にBB弾を入れて100円マッサージ機で振動すると沈んでいたBB弾が浮かんできます。ここに鉄の球(パチンコ玉)を入れて振動させると鉄球は沈んでいきます。容器は振動しやすい軽い材質のものを用いてください。ここでは竹串の容器を使いました。

 左の顕微鏡写真はユキノシタの葉裏面表皮の細胞です。6%ショ糖溶液に浸したもの(上)と20%ショ糖液に浸したものです(下)。どうしてこうなるかわかりますね。 浸透圧 実験は簡単です。ユキノシタの葉の裏面表皮を剥がして15分ぐらいショ糖溶液に浸しておいて、顕微鏡で観察するだけです。12%ショ糖溶液に浸したものを加えて3つ観察してみて下さい。
 観察して気がついたことを何でもあげてください。
@高濃度に浸したものはすべて原形質分離をおこしている。
A原形質分離をしているものは色が濃い。       
B原形質分離を起こしているものと起こしていないものがある。
C
など。それでは細胞の浸透圧は何パーセントのショ糖溶液の浸透圧と同じになるのでしょうか。細胞の浸透圧はどれだけでしょうか。分かりません。当たり前です。人の身長はどれだけですか。答えられません。でも、平均なら分かりますね。平均的な細胞の浸透圧どうしたら分かるのでしょうか。色々な高さのバーを用意して、100人の人に体を曲げないでくぐってもらいます。50人ぐらいが通れた高さを人の平均的な身長としたらどうでしょうか。細胞の浸透圧は季節によっても異なるかもしれません。きっと冬のほうが高いと思います。

裏面が赤いユキノシタを使います。ところでなんで赤いのでしょうか。表皮細胞には葉緑体はありません。赤い色素は細胞の殆どを占める液胞のなかにあります。裏面表皮を剥がし、色々な濃さのショ糖溶液に浸ける。その後その液中で顕微鏡で観察するだけです。

原形質分離 素晴らしい観察力

一つだけ質問しても良いでしょうか。台所やお風呂場に現れます。大騒動です。最近の家では滅多、現れないかもしれません。ナメクジに塩って言います。間違えて砂糖をかけたらどうなると思いますか。
浸透現象を考えれば、どちらもナメクジは小さくなるはずです。たしかに小さくなりますが、それでも、砂糖だとやがて背負ったまま何処かへ喜んで消えます。この違いは?。

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