静止画が動いて見える

 静止画のはずが動いているように見える錯視図が沢山ある。どうして動いて見えるのか不思議だ。最先端のNMRのような装置で脳の活動を調べるような試みがちょっと前にあったように思うが、きっとたいした成果は得られなかっただろうと思う。それではわからない。一番の障壁は当たり前の固定概念かもしれない。立体視は左右の目の画像の僅かのずれから分かる。そう思ってきたが、それは大きな対象物についてだ。家の前とか後ろの山とかの立体理解はそれで良いかもしれないが、壁の表面の凸凹はそれでは理解できないのだろう。片目では立体は分からない?距離感覚なくなるかもしれないが表面の凹凸は片目でも理解ができる。画像の明暗から判断すれば良いかもしれない。線の交叉のしかたを考察すれば良い。それでは理解を間違うかもしれないが仕方がない。そもそも、網膜に映る画像は平面でしかないのだから。立体視は脳が考え出した仮想の世界でしかない。脳の提案はいくつかあるかもしれない。真実は他の感覚器の情報を加味しなければ分からないだろう。
 ①目は外界と比べて非常に小さい。網膜に映った像は極めて縮小されている。視細胞を網膜の中央に集めてここの解像度を高めている。網膜の周辺に映った像は少ない視細胞で見ているのではっきりは見えていない。周辺は適当に理解するしかないだろう。②そうすると絶えず視線方向を変えて見る位置を変えないとしっかりと全体を見ることができない。③視線方向を変えると補色残像が現れる。残像が現れる理由を知らないが、(現れた残像を重ねるとやや灰色がかって見えます。もっとも暗く見えるところが視線方向を変えたために画像が動いた距離を示すのかもしれない)残像が現れるとその場所の明るさとか、色が少し変わる。特に白い部分があるとそこには残像の残像が現れる。原画に色の反転した画像を50%の透過率で重ねると完全に灰色になってします。普通は残像が明るいと、画像が暗くなって見える。④この画像では黄色の旗と青の旗はこの画面表面の立体的位置が違って見える。明るさが変わるとその横Ⅴの字の角度が違って見えるようになる。よく見ていてください。この画像は数枚の画像のアニメーションです。この画像は一枚の静止画像でも動いてる見えます。そうゆう画像でないとできないのが分からなくしている原因でしょう。

流れるハート
梶田の色のきらめき格子はこうして煌めく2
梶田の色のきらめき格子はこうして煌めく1
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最初の画像に透過率92%で合成上書き

不透過率50%で白から水色のグラデーション

一方向を見るとはっきり見えるところと見えていないところがあります。

残像が現れると色が変わったり、明るさが変わったりする。

この画像はアニメーションです。静止画を見る時に起こるであろう加工をしました

視線方向を変えると残像が現れます。

ネガポジ反転

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グラデーションを変え、合成画像の貼り付け位置を少し変えた画像を数枚用意してアニメーションにしました。(最初の画像)

グラデーションを変えて数種類画像を作り、アニメーションにした