見事 シロアリのフェロモン

 
シロアリのフェロモンの実験をやった。フェロモンでもハロモンでもバカモンでも何でもかまわない。言葉は一言で皆に分かるようにするためのものにすぎない。シロアリがこういう生き方をしていることが分かってくれれば良い。黒いボールペンで線を引くと線に沿ってついて歩いてくる。どうしてだろう。色?ペンの化学物質?・・・。誰かがペンで書いたとき紙に凹みが出来るから、その凹みに沿って歩くだろうって言った。私はそんなことは思いつかなかった。なるほどと思った。それじゃあこの考えが間違っていることを示す実験を考えて下さい。もうやりました。どうしたのか訊いた。インクが出ない壊れたペンで書いてみました。鉛筆で書いても効果がなければあたりまえだけれど、鋭い答えだった。じゃあインクから有効成分を取りだしてみますよ。色なんかないことがはっきりしますよ。ちゃんとやろうとすると4時間とか6時間とかかかるけれども、何ら問題はないと思っている。必ず普通の黒い行列を作る蟻でも同じかって質問がある。ちゃんと実験すれば、当然の質問です。けれども、ここから先は私も実験をしたことがない。けれどももうポケモンなのかバケモンなのか、フェロモンの抽出は出来るだろう。黒沢明の「真夏のラプソニー」という映画を見れば良いだろう。人工的に作った蟻の行列がみえるだろう。
シロアリは平和主義者 戦い方を知らないのか 行列を作るのに途切れた行列は繋がらない

ろ紙に出来た凹みに沿って歩く。こんな仮説を立てたのは二人目だ。「ふ〜む。確かめてごらんよ」って言った。「何だ。知らないのか」って言われた。何と答えようかと思ったが、知らないと答えた。爪で凹みを作って確かめていた。やがてすぐ、「違うみたいだ」って言った。しばらくすると「匂いを避けているんじゃないか」って言った。何をやったんだろうって思った。マジックインクでボールペンの線を直角に横切るように線を引いていた。なるほど。ボールペンで円形に描かれた線を辿って歩いていたシロアリはここで匂いを失うわけだ。匂いを避けているように思えたのだろう。やがて、それは違うみたいだと結論づけた。どんなふうに確かめたのか。

サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが
アクワイアー・サクラ

下に!下に!殿、姫か、シロアリは行列を作る。

-面白い実験でたしかめる生物の不思議-

シロアリはボールペンの線に沿って歩きます。道しるべフェロモンです。と言うと全部わかったような気がしますが、何にも分かっていません。左の黒い線はボールペンで描いたの線です。シロアリは線じゃないところを歩いています。

ボールペンはシロアリの神様か
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