とっぷう

セントジェルジェは筋肉収縮の研究でノーベル賞を受賞した。失敗を成功に変えた。多くの研究者が失敗と考えた現象を彼はその理由を追求した。そこにノーベル賞が隠れていた。裕福な格式ある家系の生まれだった。若いころ彼は家系にはない馬鹿だと言われていたらしい。美容学校への進学を薦められたが、言い張って肛門科の医師になるべく医学部に進学したらしい。ラッキーだったのかも知れない。肛門と筋肉は切っても切れない縁がある。肛門を輪切りにして「肛門の組織化学的研究」という論文を書いた。筋肉収縮に疑問を持つのは当然だ。
結果が正しくともありきたりの結論はつまらないと言っている。若い人に失敗を恐れるなと言っている。長い間尊敬してきた。今では大胆な発想は私にはできないが、それでも、少しぐらい。

筋肉は収縮する。すると収縮するゴムのようなたんぱく質があるのかもしれないなどと思うが、そうじゃなくても収縮する機構を考えることができる。ストローを使って伸び縮みするストローを上のように作ってみた。言ってみれば一本の筋原線維。 

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

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筋原線維のモデル

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