綺麗に半分だけ色が入っていきます。導管は完全に平行に葉まで走っています。

ちなみにアサガオの蔓で同じことをやってみてください。色の液はゆっくり回転しながら登っていきます。ヘクソカズラとかフジの蔓でやると反対方向に回転しながら色素液がしみあがっていくと思います。蔓の巻き方がアサガオとは反対だからです。アサガオや巻きひげの回転は維管束のつくりが回転しているからだと思います。水が吸い込まれていくと絶えず同じ向きに回転するのだと思います。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

普通上の図のように説明しています。
けれどもそれなら疑問が残ります。
1 夕方西を向いていますが、朝になると東を向いているはずです。夜の間に向きが変わります。
  どうやって動くのでしょうか。夜12時ごろ観察すれば良いと思います。日没後上を向くのです。
  そして朝日が当たると頭を垂れて東を向くはずです。

2 花が開くと皆一斉に東を向いてそれで回転は止まります。どうして?
  
タンポポの開花時刻を調べてください。朝9時ごろに開いています。夕方閉じます。これを数日 繰り返して倒れてから起き上って綿毛を作りますポーチュラカは朝8時ごろ開花します。夕方4  時ごろには閉じて終わりです。オシロイバナはちょっと変わっていて午後4時ごろ開きます。さて  多くの花はタンポポもですが朝開き始めます。その時ヒマワリは東を向いているのです。花が開  いてしまうと動けなくなります。それでひまわり畑は皆東を向いて開いています。

ネットにひまわりの話が出ていました。もう一度アップしておきます。
1 芽生えてから花が開くまでその先端を太陽に向けています。 
2 朝は東を向いています。夕方は西を向いています。
3 大抵は東を向いて開花してそれで回転は終わります。
基本事項としてやってみてください。

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蔓の巻き方、巻きひげの巻き方

そうすると上の図で葉の青い色が着いた部分を切り取ると植物体の半分にだけしか水は入っていかないことになります。すると暗いところで先端が曲がります。もちろん全部葉を取ってしまえば回転しません。

オーキシンという魔物に取りつかれてはいけないと私は思います。ロープとかタコ糸のように捻じれているものは水にぬれたり湿度の変化があるとオーキシンとは関係なく動くと思います。

 ひまわりを切り取って茎を縦に半分数センチほど切り込みを入れます。フィルムケースに色付きの液を入れ図のように吸わせてください。他方は水を入れたフィルムケースに入れておきます。

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