実験
1 できるだけうまく培養ができたゾウリムシ液をネームプレートへ入れる。
2 そのまましばらくゾウリムシの運動を観察します。
3 ビデオ撮影をする。レンズをプレートに接着するほどに近づけてください。ややピントがぼけると大きく写ります。

4 僅かのクエン酸ナトリウムの粒を落とし入れてください。
右のゾウリムシの動きを見て下さい。不思議です。何処が不思議でしょうか。下のほうを見て下さい。まだ底に到達していないのに方向を転換しています。横へ泳いでいます。境界線はだんだん上昇していきます。やがて全員表層部で活動するようになります。クエン酸ナトリウムを入れすぎると死にます。注意してください。どうして?クエン酸ナトリウムはカルシウムイオンを取り除きます。あとはまた考えます。
ゾウリムシの不思議な行動
 カロリーメイトで培養したゾウリムシは一般に言われている走地性は確認できませんでした。随分勝手なことを書いていると思う人がいるだろうと思います。実験方法が悪いと言う人がいると思います。けれども下手な私の実験では良く分かりませんでした。ゾウリムシの実験はこれで終わろうと思っていましたが、どうもそういうわけにはいかなくなってしまいました。実験方法は原則としてネームプレートを使って、普通にあるビデオカメラを使って誰でも実験できる方法に固執しました。試験管では分かりにくいからです。ゾウリムシの飼育方法はこのHPに従ってください。1週間ほどで培養液が透明になり、沢山のゾウリムシが増殖してきます。
← ビデオカメラで接写撮影ができるように黒いシートを置く
← 名札ケース:ゾウリムシの培養液を入れる

       ←ファイバーライトで斜め前から照射。
            普通は必要ありません。

← ビデオカメラ(キャノンFVM200を使っています)
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飼育
上から斜めにやってくる個体をよく見てください。ここから水平に泳ぐものもいますが、反射するように上へ泳ぎだすように見えます。コマ送りで調べると面白いとおもいます。
この現象はきっと水圧に対する適応力の低下によるのではないでしょうか。次にゾウリムシの大舞踏会を示しますが、これは遠心機にかけて力を加えることが必要でした。けれどもすこしかけすぎると死んでしまいます。
かげ口
このHPを利用される場合は必ず梶田高由までご連絡ください。