夕焼けを作る。
     夕焼けの秘密
1Lのビーカーに水を600mlほど入れ寒天を1パーセントほどになるように加え、ゆっくり加熱する。寒天粉末が溶けたら、火を消して自然に固まるまで待つ。この寒天に白色光を当てると赤い夕焼けが見える。ビーカーを太陽にかざして見ても寒天が赤く見えます。向こう側から虹を照射すると主に赤色光が寒天を透過してくることが分かります。右の虹の映像を見てみましょう。青い光は急速に減衰しているのが分かると思います。長波長の赤から黄色の光が寒天の中を通過していくのが見えます。青い光は何処へ消えたのでしょうか。寒天が吸収してしまったのでしょうか。散乱して広がってしまったと考えてはどうでしょうか。結構明るい部屋でもできます。
上の2つは寒天で行っています。下の動画は水性ニスを薄めて使いました。青い光は急速に散乱されることがよくわかると思います。青い光は微粒子があると散乱されてしまう性質があります。入射した青色光と出てくる青色光を比べると透過してきた場所の微粒子の量を調べることができるはずです。うまく青色光を使えばゾウリムシの数や大腸菌の数を調べることができるかもしれません。比較的明るい所でも実験できることを示すためにちょっと分かりづらくなっているかもしれません。虹は直視分光器で作っています。戻ってタンポポの実験等で探してください。夕焼けはこの実験とはちょっとだけ違います。窒素、酸素の分子によって青い光が散乱されます。
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