アサガオの開花のしくみ
 アサガオは朝開花します。ただ秋の終わりに随分寒くなってから咲くものは狂い時刻に開きます。暗くなって10時間後に開花するとか言われていますが、どうしてアサガオの花が開くのか未だによく分かりません。そこで私なりに考えてみました。キーワードは何でしょうか。
@成長 A花びらには裏表がある B円錐状のつぼみ
 前日には明日開花するつぼみが分かります。つぼみだけとってきて水差しに入れてください。不思議なことに次の日には開花しています。明日開花するつぼみ(16時以後のつぼみ)をだいたい等間隔に切断して水に立てておいてみてください。つぼみの断片が成長しています。つぼみの基部から先端まで伸長成長はあまり変わりません。16時以降のつぼみはその断片でさえひたすら開花に向かって伸びていきます。
先端部分は成長しますが開く力はほとんどありません。先端から1〜2p部分の断片は開いてきます。基部の成長はあまりよくありませんが、開花の力の出発点として面白い変化を示します。円錐状の円柱の形をしています。下端の成長は小さく円の直径の変化ありません。上端の成長が大きく円の直径は大きくなっています。その結果基部断片は僅かにラッパ状に開くことになります。
 先端から1から2pあたりの断片は開いてきます。色素を含んだ部分とその下部では作りが違います。断片の上部は折りたたまれるようにしまわれています。ラッパ状に少し成長すると開いてくることになります。きっとこれでシミュレーションすることができると思います。
トップ