カボチャの巻きひげはこうして巻く
カボチャやキュウリの巻き髭は支柱等に接触することによって内外の成長に差が生じて巻きつくと言われてきました。けれども、電気刺激を与えると数十分で巻いてきます。成長の差で巻くならこんなに早く巻くことはできないのではないでしょうか。1何物かに触れる 2微小電気の発生 3膨圧の変化 4水の移動5ぐるぐると単に巻く(右の動画)
 右は飾りリボンです。贈り物の花につけてあったものです。ぐるぐる巻いているリボンの片方を持って緩めていくと単にぐるぐる巻くことになりますが、巻きひげと全く同じ巻き方になります。巻きひげが巻き上がる力はきっと水の移動によって生まれるのではないでしょうか。

↑このあたりをよく見ていてください。巻く方向が逆転します。

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巻きひげはたえずゆっくり回転しながら周囲の自然支柱になるものを探しています。その先端に手ごろなものが触れるととりあえず内部の水の動きが変ってきます。それによって急速に回転が始まります。しかし支柱から離れてしまうと水の流れは停止して、もとへ戻って次の支柱を探します。もしこれが手ごろな支柱であればどんどん巻きついていきます。先端を巻きつけて固定して続いてひげをぐるぐる巻きにしてしていくと植物体はどんどん支柱に近づいていきます。この巻き方が正しいことは巻きひげには必ず巻く方向が途中で変るところがあることで確かめられます。この過程で多分アブシジン酸かエチレンが関係していると思うのですが確信はありません。続いてひげを固くしていけば完成します。
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