強風が吹く。急流に巻き込まれる。こんな時あなたならどうする。「北風と太陽」という童話がある。その挿絵を見た。旅人は風に向かって歩く。普通だろうって思う。挿絵を借用しました。彼が風が吹く同じ方向を向いたら、背に風を受けて、簡単に吹き飛ばされてしまいす。大抵の生き物はバックへ進むのは苦手だからだ。急流に膝まで浸かったとしましょう。あなたならどうしますか。流されないようにするなら、流れに逆らった方へ向くのがベストでしょう。流れと同じ向きになたら簡単に流されてしまう。
 バケツに水を入れて、メダカを数匹入れる。水を勢い良く回転させる。メダカは流れに逆らって泳ぐ。普通に経験することだ。これを走流性と言うと学校で習った。試験にも出した。昔、鮎の養殖場へ行った。直径5mぐらいの水槽に幼魚が泳いでいた。皆同じ方向へ泳いでいる。疑問に思わなければ、それまでだが、不思議と思えば不思議だ。水がゆっくり回転しているのだ。水の回転方向はメダカの泳ぐ方向と反対方向のはずだ。何で夜、観察しようって思わなかったのだろうか。月が出ていない新月の日が良い。その気になれば、特別にお願いすれば、見えるかもしれない。けれども、ふぃ〜む。・・・・。そんなお願いをする勇気がない。
 しかし、それほど難しいわけでもありません。右は水槽に泳ぐメダカです。皆右を向いています。どうして?水が右から左へ流れているからです。それでは此のメダカ達夜はどのように泳いでいるのでしょうか。・・・。実は確かめませんでした。きっと、流されないように流れの小さなところ、石か藻とか何かに体を寄せて動かないようにしていると思います。けれども、本当のことは知りません。目が見えないと、自分が流されているのか止まっているのかがわからないのだと思います。メダカは水の流れを側線で調べて、正の走流性を示すと言ってきましたが、テストにも出題されてきましたが本当でしょうか。
 一般に魚は水の流れに向かって泳ぐ。これを正の走流性と言ってきました。だから、あるネットの記事にこんな記載がありました。筒状の籠を作って、川のそこに口を下流に向けて置いておけば、流れに逆らって泳いできた魚が入ってくる。・・・・。そんなことはありません。「飛んで火にいる夏の虫」のようなアホなことは起こりません。(虫は起きます)
 

TOPへ
走流性 魚に聞け

 -面白い実験でたしかめる生物の不思議-

サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが

a             アクワイアー・桜

「アクワイヤー桜」 ここは科学実験塾です。塾生を募集しています。コンタクトは右

メダカの走流性とは