-面白い実験でたしかめる生物の不思議-

サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが

a             アクワイアー・桜

 これは雨に濡れたクモの巣だ。雨が降った後に見るか、霧吹きで水を吹きかけるかすれば良い。ちょっと不思議な結果だと思いませんか。数珠のように水滴が付いている糸は縦に並んでいる横糸です。右の方から放射状に出ている縦糸には殆ど数珠が付いていません。ついでにクモがいる中央付近の糸にも水滴はほとんどつきません。ちょうど、張られた釣り糸に僅かな水が付いているのと同じようです。(そもそも、クモの糸は水を弾く撥水性の糸だと思う。けれども、粘球は違う)水溶性の色付き液を霧吹きでふきつける。和紙を貼り付けると数珠を写し取ることが出来ると思うが、まだ、やっていない。

 本日は雨だ。昨日も降った。明日もあさっても降るらしい。寒い寒いと言っていたら、降って降って、降りまくる。鬱陶しいが、発見もあるかもしれない。庭の隅にゴミ箱を設置している。と言っても、単に雨が当たらないようにしたゴミ置き場だ。毎日のように、猫やら、カラスなどが荒らしにやってくる。散らかさないで食べてくれるならそれだけの事だが、後はメチャクチャだ。粘着性のネズミ捕りを仕掛けておくと、ムクドリやら雀などがかかる。意に反した結果になる。この小さな馬鹿な可愛らしい鳥を助けるのは大変だ。結局、釣り糸を2本張り巡らすことにした。(今サクランボの花が盛りだ。たいして美味しくはないが、実が結構付く。が、ムクドリかヒヨドリに食べられてしまう。昨年は台所用水切りネット被せて実を守った。今年は木全体に2本の釣り糸を巻いた。カラスなら賢いからこれで大丈夫だと思うが・・・)これで、カラスは来ない。今日も雨だった。が、しかし、この釣り糸を見た。ほとんど雨粒は付いていなかった。付いていても小さな小さなまちまちの大きさの粒がちょっと付いているだけだった。それがどうしたって思いますが、でも、クモの巣の糸を見て下さい。雨粒の数珠になっていると思います。綺麗だと思える人もいるが、クモの巣だから気持ち悪いと思う人もいるだろう。けれども。不思議だ。東京大学 cast が雨上がりのクモの巣の不思議を論じている。あのクモの巣の雨粒の付き方は物理学的に計算が出来るらしい。最終的にノーベル賞受賞者まで出て、計算したらしい。けれども私は結果は間違っていると思う。釣り糸にはクモの巣のような雨粒はつかないのだ。クモの巣には得物をくっつけるための粘着性の粒が規則的に付いている。私は雨粒はこの粒に付くのだと思っている。がしかし、雨粒の平均的間隔とクモの巣の粘球の平均的間隔を測定していない。この間隔がほぼ等しいのであれば、私が正しいと思う。多分私が正しいと思うが、本当のことはまだ知らない。

なおついでにテニスラケットとかバドミントンのラケットで中央に交わるようにして釣り糸を張る。コガネグモをラケットの糸に置くと、糸が交わる中央に座して、逆さになります。あたかも自分の巣にいるように振る舞います。得物が取れないのでやがてどこかへ引っ越しをします。

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釣り糸にビーズを通して、しばらく振って張るとビーズは等間隔に広がります。なんだか、雨上がりの蜘蛛の巣の写真のように見えます。
ビーズは静電気の力で広がっているのだと思います。この場合であれば賢い人ならこの広がりを計算で求められると思います。私には無理です。すみません。

雨上がりの蜘蛛の巣ー水滴の数珠はクモが決める

東京大学castの雨に濡れた蜘蛛の巣を見ると縦糸にも水滴がついています。よくわかりません。