とっぷう

ブラインシュリンプの育て方

ブラインシュリンプは不思議な生き物だ。たいていの熱帯魚屋さんで売られている。が、卵で売っている。1mm以下の粒だ。数年間は瓶のなかで生きている。海水に入れると一晩で一斉に孵化をする。1mm程度の幼生だ。日本にも同じような生き方をしている生き物がいる。ホウネンエビと言う。田植えを済ませたころの田んぼに現れる。けれども、あまり見かけない。日本では一時農薬をまき散らした時代があった。それが原因かもしれないがよくは知らない。農薬にこの生き物を絶滅に追い込む力があったのだろうか。
 そういえば昔、ある大学から、見かけたことがある生き物,見たことがないもののアンケートがあったことがある。その中にタガメがあった。

この辺りでは確かにあまり見かけなくなったが、でも、まだその気になれば普通に見られた。私はアンケートに参加しなかった。分類を専門にしてきたわけではなかったから。そもそも自分で歩かない研究にはそれほどの価値はない。やがて岐阜県では絶滅したと報道された。なんじゃ。

3%ぐらいの食塩水を用意して、一掴みは多すぎるが、卵を入れておくと数日の間に孵化をしてくる。この幼生は走光性を持っていて光の来る方へ集まってくる。どんな光に集まるのだろうとか、成虫ではどうなんだろうとか。そんな疑問が湧いてくる。
 ブラインシュリンプを育てることには特に興味がなかったので記録をしてこなかったから、ひょっとすると細かいところで間違っているかもしれません。
 エサはドライイーストでいいと思うが、食塩水では成体にまではならなかった。なお、水は水道水で良いが、孵化後成体にするには水を汲み置きして塩素を抜いておく必要があると思います。(プラナリアを育てる時も水道水で構わないが、水道水は汲み置きして冷蔵庫で冷やしておいた水を使うことだ。)さて、ブラインシュリンプだが、粗塩ではどうだろうと思ったが、良い結果にはならなかった。人工海水しかなかった。1リットル以上の大きめの深いペットボトルのような入れ物が良いと思う。きっとカルシウムイオンが重要なんのだろうと思ったが、確かめなかった。
食用食塩水にごくわずかの融雪剤を加えておけばいいと思うが。・・・やってない。