アゲハチョウやモンシロチョウの飼育について

ポイントは2点だけです。

@飼育箱を清潔にすること。水は餌の水分で充分です。飼育箱に水を入れるとカビが生えます。
A餌は冷蔵庫に入れておけば1ヶ月ぐらいは使えます。冷凍しておけば来年でも使えます。モンシロチョウならばキャベツを購入しておけば簡単です。

終令幼虫にまでなれば餌が不足しても大丈夫です。小さいけれども蛹になります。

最後の危機は羽化してから羽を伸長できるかどうかです。蛹になるとき自分の体を糸でくくりつけますが、糸が切れても死んだりはしません。写真のような容器の中では充分羽を広げることができないかもしれません。こういう場合はむしろ糸を切って蛹を網の箱に入れておくほうが良いと思います。羽化した蝶は自分で垂直面に上って羽を広げます。蛹は地面に落ちても羽化できると思われますが、樹上の方が安全ということではないかと思います。地上は水分が多く細菌やカビにやられる危険があります。アリに見つかったらひとたまりもありません。動物に踏まれるかもしれません。
100円砂糖入れを使った飼育箱。金網の台を置くのがポイントです。糞の清掃が飼育の成功の秘訣です。1令、2令幼虫は金網の下へ入ってしまうことがあるので注意する必要がありますが、糞にまみれることがなければ気にすることはありません。1から3令幼虫までは別の飼育箱にすればいいかもしれません。糞が小さいので金網の必要はないと思います。
ツマグロヒョウホン
飼育方法は同じでかまいません。パンジーの葉を冷蔵庫に入れておけば大丈夫です。
寄生蜂が出てくることがあります。春先の幼虫ではかなりの割合で現れます。
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ヒナの飼育