このようになるはず

左はトウモロコシの芽生えです。暗所での生育です。同じ時の結果です。芽生えの基部は確かに伸長していませんが、かなり基部に近い部分が最も伸長しているように見えます。

根の伸長の結果とは随分異なっていました。多分正しいと思いますが、確かめてみてください。簡単です。等間隔に印をつける時スポンジを台にするとうまくつきます。
 芽生えの成長
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麦: 暗所での成長では基部が最もよく成長していました。普通芽生えの先端のすぐ下の部分(伸長帯)がよく伸びると言われています。この実験では印をつける間は光が当たっています。これが原因かもしれませんが、芽生えの基部が最も良く成長しています。
根の成長へ
左写真:麦の芽生えです。左の赤丸の方向を中心に扇風機で回転しながら暗所で生育させました。煤でほぼ等間隔に印がついています。左が実験スタート時点、右が実験終了時の様子です。この場合も先端部分の下が特に成長しているようには思えませんでした。むしろ基部のほうがよく成長しているように思えます。
トウモロコシの葉は先端はほとんど成長しません。基部を成長させながら伸長します。写真をクリックして下さい。

進化論を唱えたダーウィンは土壌動物の役割や屈光性の実験もやている。それによるなら先端で光を捉え、伸長帯の伸長がかわり屈光性が起こる。伸長帯が先端より少し下にあるのなら、等間隔に記した印は右の説明図のような結果になるはずだ。だが、そんな結果にならなかった。

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実験方法
@苗作り・・音楽用CDケースに脱脂綿を敷き水を充分浸み込ませて種をまく。黒いビデオケースに入れて立てておく。1cmほど真っ直ぐ育った苗を選んで用いる。
A苗に等間隔に印をつける。付け方は次を参照。
BCDケースに脱脂綿を敷き、コピーするために薄めた墨汁液を浸み込ませる。印をつけた苗を置き、黒いビデオケースに入れて立てておく。約12時間後には結果が出る。コピーするときにコピー機のガラス面に墨がつくことがあるので、透明シート敷いてからコピーをすると良い