サイエンスじゃらんーじゃらん
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アクワイアー・桜

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横書きのレポート用紙です。何でしたら、黒マジックで自分でより良い線を引いても良いと思います。罫線に直行するように山折り、谷折りにしてギザギザの用紙にします。平行に引いてあったレポート用紙の罫線がちょうど上の画像のように頂点、谷底から角度を持って網膜に映るようになります。しばらく用紙を見つめていて下さい。そのうち谷が山になって見えるようになります。山が山に谷が谷に見えるのであれば、当たり前ですが、そのうち不思議なことに谷が山に、山が谷に見えるようになります。そうすると罫線に直交するように引いた線は平行のはずですが傾いているように見えます。下図の白黒の捻れ縞模様の綱は平行ですが傾いて、そして動いているように見えます。視線方向を変えるたびに斜めに延長したぶつかり合う空間の立体的理解の仕方が変わるのでしょう。動いて見えます。

上下の灰色の線は平行のはずですが傾いて見えます

次へ 傾く線1

3本の水平平行線を御覧ください。線の色や背景の色などを変えていますが、水平平行線であることは変わりません。水平線が傾いて見えるとき何が起こっているのか。互いに線が画像の前後に立体的に傾いて見えていると思います。

-面白い実験でたしかめる生物の不思議-

平行線は傾く 綱が動く

上下の灰色の線は平行のはずですが傾いて見えます

網膜に映った像を脳は立体として理解しようとしているからだと思います。すなわち平行線が立体的に画面の前後に傾いて存在すると理解しているのだろうと思います。角度を持った黒い線の頂点を繋いだ赤い線は画面の前にあるとも後ろにあるともどちらにも理解ができます。視線方向を変えるとその理解が変わることがあります。もちろん赤い線の位置の理解が変われば灰色の線の立体的位置の理解も変わります。本当にそんなことが起こるのでしょうか。

どうしてなんだろう。