サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが
アクワイアー・桜

時を忘れるタンポポ オジギソウはグータラ
 タンポポの花は朝開いて夜閉じる。これを数日繰り返す。冬知らずの花もそうだ。ポーチュラカは晴れていれば、朝8時頃開花する。オシロイバナは午後4時から5時頃開花する。アフリカの未開の地では時計代わりに使われているらしい。リンネは開花時刻をもとに花時計を作った。皆で作ってみるのも面白いかもしれないが、これは大変だろう。やる前から尻込みする。チューリップは暖かくなると開くと書いてある。花びらの内側のオーキシンの量が増えて成長が増すらしい。そう書いてある。たいていの開閉を繰り返す花はほぼ同じような花びらの表裏の成長の差で説明出来るらしい。タンポポの花を入浴剤パブで二酸化炭素を充満させた(湿度かもしれないが)ポリバケツに入れておくと夜になっても閉じない。開きっぱなしのタンポポになる。暗くなっても閉じない。オジギソウはお辞儀をしないグータラなやつになる。ハナカンザシの花は良く晴れた乾燥した日にめいっぱい開いている。この花に加湿器で低温(普通のの温度)蒸気をかけてやると閉じてくる。乾燥させてやると再び開花する。下は十分開花したハナカンザシの花の基部に水を一滴掛けたときの変化だ。閉じてくる。冬知らずでも同じことが起こる。課題研究で冬知らずの花の開閉の研究をさせたが、結論を私は知らない。体内時計なのか。サイクリックな環境の変化によって起こるサイクリックな体内変化。気孔の開閉はこれに連動して起こるだろう。





ハナカンザシや冬知らずの花の開閉は花びらの基部の屈曲度によって起こると思います。オジギソウの葉沈を思わせる。


花は何時開いて閉じる

左は花が開いたり閉じたりする仕組みについて最近まで言われてきた説明です。花びらの表裏の伸長成長の差で説明しています。教科書にも傾性という言葉で記載されています。でも、それで良いのかなあ。違うんじゃないでしょうか。ハナカンザシ、冬知らずの花が上にありますが・・・ね。ひまわりは上と同じようにたくさんの花が集まってできていますが、それぞれの花は朝開きます。全部開くのに2日かかることがあるかもしれません。が、1つずつは朝開きます。ひまわりは朝東を向いて花が開くと回転を止めます。私はそう思っています。西を向いている時に花が開けば西を向いて止まるわけだ。が、確かめたことはない。

ナカンザシ 開いたハナカンザシに水をかけるとすみやかに閉じます。
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-面白い実験でたしかめる生物の不思議-