これは本で見た。生物実験辞典だったか。う〜ん。忘れた。ジャガイモは地下に芋を作れないと地上に芋を作るらしい。ジャガイモが生るらしい。方法は色々ある。ジャガイモの実を見たことがあるだろうか。ミニトマトのようだ。ジャガイモとトマトは親戚と言って良い植物だ。トマトの根にジャガイモの茎を接ぎ木する方法を選んだ。トマトとジャガイモを細胞融合させて作った新しい植物をポマトと呼んだ。昔、大阪の万博で見た。ジャガイモの長所とトマトの長所を合わせて持つ夢の植物だった。がしかし、作ってみると役立たずの植物になった。バーナードショウではないが、欠点だらけのジャガイモとトマトが出来たのだろう。今やろうとしているのは細胞融合ではなく単に接ぎ木だけれど、、自分でもやってみた。失敗した。接ぎ木に失敗した。1年に1回しかできないから、3年ぐらいかかったかもしれない。そんな話をしたら、やってみたいと言いだした。ジャガイモの芽生えはいくらでも用意が出来る。トマトはしかし、買ってくると1株100円ほどする。こういうものは自腹を切るしかないが、10株購入して1000円は痛い。・・・我々は運が良かった。ホームセンターで20円にディスカウントされた。欲しいのはトマトの根だから、
地上はどうでも良い。2株ほど成功した。確かにジャガイモが生った。放課後生徒が一人やってきた。食べてみよう。二人で焼いた。香ばしいとても美味しそうな臭いがしてきた。あまりに香ばしい怪しい臭いだった。ほんの僅かなひとかけらを口にしたが、渋くて苦くて、きっと毒があるだろう。舐めてみるに留めたが、これでは食用にはならない。多分、期待した耐寒性もないだろう。
細胞融合は接ぎ木とは全く異なる技術だ。もちろん出来るものも完璧に違う。細胞融合は昔は神の領域だと思っていたが、最近は融合だけなら中学生でもできる。そのための実験用キットがある。これは優れものだった。キットになっているからそれほど難しい実験ではない。高校生は新しい技術には興味を持って真剣に取り組んでくれた。若者らしいと思ったが、この力を生かす学校でありたいとも思った。
このHPはすでに閉鎖したはずだ。もうそろそろ本当に止めなあかん。3P目になるとさすがに訪問者はなくなる。
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ジャガイモが実る
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