もやしは赤色で緑化
スーパーでもやしを購入してきた。葉も根もあるが、葉は黄色
をしている。植物は緑だと思っていたのにこれは黄色だ。光を当てたら緑になるのだろうか。いつかやってみようと思いながら、きちんとやったことはない。もやしの生産方法を知らない。光を当てても緑にならないのなら何か化学的処理がしてある。最も可能性が高いのはエチレンだ。(もやし生産にはエチレンを使っているのは確かだと思うが、緑化防止に使っているのかは分からない。リンゴからでるから簡単に入手できる)けれども、ここではエチレンは問題にしない。もやしは光を照射しないで発芽させていけばできる。ただし、発芽生育に何か光が関係しているように思えるから、育ちが良いもやしを作るのは必ずしも簡単でもないが。自分で作ったもやしに光を当てると緑になってくる。普通の植物は全部そうだ。イチョウは暗くてもクロロフィルa(葉緑素、緑の原因物質)を合成するらしいが、これも確かめたことがない。
発芽を始めた種子は出来るだけ早く光が当たるところへ出なければならないのだろう。種子に蓄えられた栄養源しか使えない。無駄なものを生産していれば、貯蔵物質を使い果たしてしまうのだろう。クロロフィルの合成は光が当たるところで始めれば良いことなのだろう。さて太陽の光は色々な色の光が混ざっている。緑化には何色の光が有効だろうか。セロハンで色々な色の光を用意しよう。大型の試験管に湿らせた脱脂綿を入れタネを蒔く。試験管全体を2枚の赤いセロハンで巻く。2枚の青いセロハンで巻く。青いセロハンと緑色のセロハンを重ねると緑に見える。緑は緑のセロハンではなく青と緑色を重ねて作ります。どうしてかな。
赤色が最も有効で緑はあまり効果がないことが分かります。けれども、それだけならそれだけです。緑化の過程で赤い光が起こさせる化学反応があることを示しています。多分ある化学物質が赤い光を吸収してクロロフィルを作ります。このある化学物質は赤い光を吸収するので青色から緑色をした物質でしょう。生徒実験で一度実施してみたが、あまり面白くなかった。結果はでるが感動させるほどきちんと考えさせれなかった。
もやしの緑化
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アクワイアー・桜