下の赤の背景に青い粒の図を見てください。静止画像です。そのままでも右左に動いて見えるかもしれませんが、瞬きをするともっと勢い良く動いて見えます。多分概ね左回りです。上の灰色の画像は下の画像をMicrosoft office picture Manager で鮮やかさを0にしたものです。動きはなくなrってしまいました。白黒にすると錯視が無くなるのかと思うとそうでもありません。上手く灰色を配色すれば、回転して見えます。色は網膜の錐体細胞で知覚します。赤い光、緑の光、青い光に反応する3種類があります。色合い(E)、鮮やかさ(S)、明るさ(L)、赤(R)、緑(G)、青(U)を右に書きました。上段がESL、下段はRGUを示します。上段の粒のRGUは(120 120 120) 背景は(123 123 123)で殆ど同じでした。このことが錯視が起こらない理由だろうと思います。さて、下図は粒は青色ですが、そのRGUは(0 0 225)背景の赤のそれは(255 0 0)です。赤色に反応する錐体細胞は粒の境界部分をしっかり認識が出来ます。青い錐体細胞からも、粒の情報がよく入ってきます。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

初めの灰色の図は錯視は見られません。背景の灰色はほぼ変えないで、粒を赤色にしました。瞬きをすると回転して見えます。回転方向は反対です。

コンタクトはここ。全て小文字半角

ちょっと長くなりすぎましたが、もうしばらく錯視について考えてみたいと思います。

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