トップ 面白い実験でたしかめる生物の不思議

大抵流れと反対向き、流れに逆らって、体を向ける姿勢を取っています。普通は前に泳ぐからです。流れの方向へ向いているとバックへ泳がないと流されてしまいます。流れに逆らって泳ぐなら流れの方向を認識する器官が必要だ。側線がその感覚器だと皆が言ってきた。そう教えてきたがごめんなさい。間違っていると思います。流れの方向へでも泳がせることが可能です。景色が回転すれば流れの方向はどうでも良い。景色が変わらないように泳いでいます。流れの方向を認識する器官は特にはなさそうですが、泳ぐとき必ず腹側を下にして泳いでいます。普通は背泳はしません。上下を認識する器官はありそうです。縦に回転する水流を作ると遠心力の方向を腹側にして泳ぎます。 やってみますか。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

ウグイだと思いますが川の流れに逆らって泳いでいるように見えます。 流れに逆らって泳ぐから、走流性と言いました。そのままだと皆上流へたどり着いてしまうように思えますが、そんなことはありません。多分いつもこの辺りに住み着いているのでしょう。ここへ大抵は帰ってきます。

蜂の走風性 ドライヤーの冷風で風の流れを作りました。空を飛ぶ生き物は飛ぶなら風に向かって飛ぶ。そうでなければ飛ばない。

走流性などと言って騒ぐほどのことではないと思います。たいていの生き物は前に進むようにできています。カニならひょっとすると横向きになるのかもしれません。

風の方向は反時計方向です。蜂は概ね時計回りに飛びます。そうしないと勢いよく風に流されてしまいます。我々でも急流に流されないようにするなら流れに逆らって姿勢を取ると思います。強風に吹かれるなら風の方向へ体を向けて前に傾いた姿勢を取ると思います。実験にはハナアブを使っています。ミツバチは簡単に風に流されてしまいます。だから壁にしがみついています。クマバチは強そうに見えますが小回りが利きません。