花びらの色素についてそのうち調べてみようと思って昔ちょっとやってみました。きちんとやっていないので・・・。すみません。サフランの花びらの色素を水で抽出して、ろ紙に線状に塗りました。展開液はとりあえず、水にして展開しました。HCL、NaOH、金属イオンをスポイトで点々とつけて色の変化を調べました。草木染に興味があったので、予備実験としてやっていました。ついでに紫外線を照射すれば蛍光を発する色素が見つかります。が、それが何を意味するのかは分かりません。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

今日の1枚 第88回 葉に含まれる色々な色素

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 コリウスの葉とか赤しその葉とかを細かく切って、(適当で良い)アセトンを加えて乳鉢でよく潰す。ろ紙で濾過して色素を濾過をする。分液ロートに入れると良いが、なければ試験管で構わない。濾液を試験官に入れる。エーテルを加えて多量の水を加える。水が何処へ入っていくか注意しながら入れてください。こまごめピペットを差し込んで下の層の水とアセトンの混合液を別の試験管に取る。薄い塩酸、薄い水酸化ナトリウムで液の酸性度を変えてください。色が変わると思います。水には溶けない光合成色素は上のエーテルの層に入っています。

 クロロフィル類は光を吸収してそれより波長が長い光を出します。これを蛍光といいます。ペーパークロマトグラフィー法で分離したものでもブラックライトを照射すると蛍光を発し、赤いような紫のように光ります。クロロフィル類の存在はブラックライトを照射すればすぐわかります。光のエネルギーを効率よく吸収したにも関わらず、そのエネルギーが使い切れないと光になって放出される。さて、植物体には他にも蛍光を発する物がまれにありますが、その働きはよく分かっていません。調べてみますか。水で抽出して水かブタノール酢酸で展開するかだろうと思います。金属イオンでさらに蛍光を発することがあります。とりあえず、今は訳が分かりませんが、データが集まるると少しは何かわかると思います。