通勤の途中だったと思う。ちょっとレストランの駐車場に立ち寄った。沢山のクモの巣を見つけた。夕方だったと思う。皆一斉にクモの巣を張っていた。朝立ち寄るとクモはいなかった。ジョロウグモ、コガネグモ・・・普通のクモは毎日巣を畳むようなことはしない。オニグモは不思議なクモだった。夕方5時頃巣を張って、朝???時頃かに片付ける。どうやって片付けるかって多分食べるのだろう。


普通、クモは巣の中央に逆さに対峙している。なぜ逆さなのだろう。ゴミグモというクモがいる。これもちょっと面白い。逆さにならないで頭は上を向いている。この違いは一体なんだろう。ジョロウグモの巣は下部に広がっている。巣に獲物が掛かるとスパイダーマンのように糸にぶら下がったように振動の場へ辿り着く。下を向いていたほうが良いのだろう。目標とする獲物が大きいのかもしれない。速やかに確保しないと逃げられるのかもしれない。
 さて、顔面マッサージ機の先にこよりをつけて巣を振動させてみよう。オニグモはこよりに向かって喰付にやってくる。この撮影の場合はマッサージ機本体までやってきた。驚いて振り払った。
 遺伝子と神経細胞が織りなす不思議な世界なのだと思う。クモは巣がない状態で、近くを歩く獲物をキャッチできるのだろうかと疑問に思っている。獲ったような獲らなかったような自信が持てないままだ。網がないと獲物をキャッチ出来ないと思っていたのに。

 ラジオのスピーカーに紙縒りを貼り付けてその先でクモの巣を揺らす。アナウンサーがしゃべると紙縒りが振動しクモがやってくる。黒柳徹子がしゃべるとクモが良く反応した。そんな話を授業で話したら、皆が喜んでくれた。が、しかし、着実に確かめたわけではなかった。そんな気がしただけだった。ただ、振動数によってクモの反応は違うと思う。逃げるのか。喰い付きに行くのか。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

今日の一枚 第61回 オニグモは顔面マサージ機の振動に大興奮

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