授業で使える虹を随分長い間探してきた。概ね25年も掛かったかもしれない。プリズムで。スリットを作って、暗幕を完璧に張って、・・・確かに虹は出来る。けれども・・・・授業では無理だ。分光高度計が回折格子を使っているから、これでチャレンジしたが、虹はできるが・・・やはりむりだ。物理で使っていた直視分光器が壊れた。ガラスが剥がれたらしい。物理の先生が廃棄処分をした。もらった。分解して作りを調べて、ホームセンターでガラスの接着剤を買ってきた。これでなおった。何処の学校にでもあるが、結構高価だ。慎重な使用が要求されたが、これなら、自由に使えた。
 40名なら、2セットあれば自由にやれる。多少光が漏れても構わないのが良い。5面を暗くした暗ボックスを使えば、曇や雨の日なら教室でも演示が出来る。
 麦の芽生えに照射すれば青い光で屈光性が良く観察できることが分かる。・・・・かいわれ大根に照射すれば何色光でよく緑化するかが分かる。

白色光を虹に分けることが出来ると色々な実験を計画ができるようになります。この虹は簡単にだれでも作り出せます。幅1mぐらいでも出来ますが、30cmぐらいが手頃じゃないかと思います。

@白色光を直視分光器で虹を作りました
A@の虹を凸レンズで集めると白色の窓ができます。
B虹の前に光合成色素のアセトン抽出液を置きます。虹が少し違います。どのように。
CBの光をレンズで再び集めると緑色になります。

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青い光を吸収する物質があるとそれは黄色に見えます。・・・ですよね。

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今日の一枚 第44回 光合成色素の光の吸収