若いまだ小さな葉に穴あきパンチで穴を開けます。葉が成長すると普通は同じように穴も大きくなります。穴の周囲が2倍に成長すれば、穴の円周も2倍になっているはずです。そうしないと穴の周辺でひずみが生まれて、くしゃくしゃになると思います。穴の近くが成長しないで、周辺がより多く成長するとラッパのようになるしかないと思います。アサガオの蕾は基部の成長が小さく先の伸長が大きいのだろうと思います。すると、ただ、伸長するだけで開くのではないでしょうか。
 物干し竿に通して、熱湯をかけると縮むシートがあります。パンチで穴を開けて穴の周辺だけ加熱して縮ませるとラッパのような形状に出来ないのかと思いましたが、簡単ではありませんでした。

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 ここは田舎の小さな街。何もないといえば何もないかもしれない。昔こんな小さな町に「中山道広重美術館」と言う物が出来た。行政から出動依頼がでた。こういう行政の姿勢は大嫌いだったが、不思議とそれほど腹がたたなかった。引率して見学か鑑賞かに行くことになった。学芸員が丁寧に出迎えてくれた。裏話も挿れて面白い説明をしてくれた。ひと通りの説明のあと、自由見学となった。その間私は学芸員と世間話をしていた。ここは田舎の小さな街だ。「なんでこんな小さな町へ来たんですか」聞いてはいけないかもしれないと思いながら、遠慮なく訊いた。「自分がやりたいことが出来るからだ」そうなんだッて思った。何時か生徒たちと顔料の研究をしてみたいと思いながら帰った。この学芸員の一言を生徒に伝えただろうと思っている。
 美術館の立ち上げから、何年この小さな美術館にいたのだろうか。いつの間にかいなくなった。どうしたんろうって思って、ネットで検索した。大学の教授になって遠くへ行った。彼女はきっとこんなことは忘れてしまっただろうと思うが、きっと何時か歳をとったらこの街を再び訪れるだろう。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

今日の3枚になってしまいました。
カクレミノオの葉です。葉脈を切断すると成長に大きな影響がでます。
 葉の周囲に分裂組織があるような記載があったけれども、本当だろうか。

今日の一枚 第45回 葉の穴の成長とアサガオ