リンゴ(エチレン)があるとネジレが解けません。きっとアブサイシンで吸水力が上がって伸長するのだと思っています。決して反る力が生じるわけではないと思います。

蕾の基部はあまり成長しませんが、先端部分はよく成長します。基部はラッパのように開いていきます。

面白い実験でたしかめる生物の不思議 

アサガオの蕾は全体として前日誕生した時から多分概ね一定のスピードで伸長していきます。???。部分の成長は上図を参考にしてください。この違いが開く力だろうと思います。花弁の内外の成長の差が開花の力だと考えると説明ができないと思いますが。

 アサガオの開花の実験は京都大学の瀧本敦教授の書にある。当時小学生だったか中学生だったかの貝原さんの切り取った蕾が開く実験がアサガオが開く謎に迫る手法になった。植物は不思議だ。蕾は切り離されても開く。蕾はさらに断片になっても、成長する。蔓は切られても巻きつく。巻きひげだって、切り取られても巻く。その断片はエチレンやアブシジン酸などのホルモンの影響を受けて、勝手に正常に変化する。発芽初期の根は断片に切断しても成長する。しかも、断片の成長量はすでにプログラムされている。

開花前日の蕾をカミソリでほぼ等間隔に切断して、断片を水に挿しておきます

今日の一枚 第41回 アサガオはエチレンガスが減少して、成長すれば開く

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ちょっと不思議ですが、断片が成長していきます