この豆の本当の名前は良く知らない。マレイシア産の豆だときいた。4株いただいたので2株は種を採るために畑に植えたが、大きくならない。実験用に鉢植えにしておいたものも怪しくなってきた。途中で実験が中止になるかもしれません。
 夜と昼の姿が全く違います。上から撮影した写真のほうが分かりやすいと思います。
5cmほどの細い銅線で葉の曲がり具合を写し取って、画用紙に貼り付けて角度を測りました。下のグラフは時刻と葉の角度を示したものです。昼ごろには葉はほぼ水平になっています。さらに斜め上に向いて14時ごろから葉は下向きに動き始めます。
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マレイシア産ナタ豆の就眠運動
全体を黒いゴミ箱で覆いました。暗くしてから約一時間後の葉の様子を赤い線で示しました。2時間後の葉の下がり具合を青色で示しました。
 時刻とは関係なしに暗くすると葉は急速に下がってきます。
 
 さて、この葉の運動の原因は何でしょうか。向日葵の先端の運動はオーキシンの分布差による成長偏差といわれています。本当かどうか疑問に思っていますが、そうならこの豆の葉の運動とは違うかもしれません。1時間程度で上がったり下がったりするこの葉の運動を成長の差で説明するには無理があると思います。インゲンの葉も同じように光に反応して葉が運動します。
昼間の豆  横から撮影            上から撮影

ひまわりの向日性、花の開花時刻、就眠運動こういった現象が一本の原因でつながりそうに思う。でも、オーキシンじゃない。

夜の豆  横から撮影                上から撮影
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