飯野MORITOSHI先生の高等植物の光形態形成から
土壌中で発芽する種子は地中に固定されているわけではありません。ちょうど土壌中に浮かんでいると言ったほうが良いのではないかと思います。発芽中体の一部が運動すると種子は動きます。例えば茎が光の方へ傾くと根は反対側に傾きます。私はそう思っています。
そんなことはできません。普通の植物の根は水中をもぐって伸びることはありません。水中では根は腐ってしまいます。左はかいわれ大根です。根の先は水面を突入して水中へ伸びることはできません。
普通の根は水中では伸びません。水分を十分含んだ空中で生育させます。
茎は光で先端から曲がりますが、最後は茎が傾いて終わります。この時固定されていない植物体は回転します。
どこかの教科書に左のような装置で実験すれば根の光に対する反応が分かると書かれていました。
植物体が常に接触しているから問題があると言う人がいるかもしれないが、この方法が一番簡単で良いと思う。CDケースに脱脂綿を敷く分かりやすくするために薄い墨汁液を浸み込ませる。この場合は約1mm四方の網を敷いて植物体の成長や動きが分かるようにしている。発芽し始めた種子を蒔いて黒いカバーをかぶせ一方向から光が入るようにする。結果はコピーかスキャナーで取り込むかする。なおコピー機のガラス面が汚れるので透明アクリルシートでガラスを覆い雑巾をかぶせてコピーをすると汚れないと思います。
根と茎に一方向から光を当てると茎は光の方へ伸長していきます。そうすると植物体全体が傾いてしまいます。根の光に対する反応は分かり難くなってしまいます。できれば根にだけ光を照射するのがいいと思います。
根の屈光性 たいていの植物でないのじゃないかなあ
アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん
左 子葉鞘の正の屈光性、原根の負の屈光性。イネ科oryza sativa
右 子葉鞘から出た若い葉は光源に向かって傾いたままです。培養液と言うか水
水槽
茎が光に反応して動くと植物体全体が動いてしまいます。上部を黒いカバーをかぶせます。