補色残像をみる

補色残像のちょっとした不思議

水色の窓模様をしばらく見つめ、すぐ左の黒いスペースを見てください。同じように右の白いスペースを見てください。

モナリザの色を反転したネガ画像です。次に白黒のモナリザが出ますが色がついて見えます。青い色の顔は黄色、白色の髪の毛はほぼ黒色の色がついて見えます。

黒い部分を見て下さい。濃い青い円が見えると思います。

青地に白丸をしばらく見つめいて下さい。次に白い部分を見て下さい。黄色地に青い円が見えると思います。

何故青い円が現れるのか説明がつきません

補色残像は普通円錐細胞の検出器の疲労で説明されています。赤色の検出細胞、緑、青色の検出細胞。3つが同じ程度に興奮していれば、白色に見えます。赤色と緑検出器が同じ程度に興奮すると黄色に見えます。さて、今青い円を見ていることにしましょう。青い色検出器がもっとも興奮しています。赤や緑の検出器は休んでいます。次に白い紙を見ると3種類の検出器がそれぞれ同じ程度に興奮するはずです。が、青色検出器だけが疲労しています。そのために赤と緑の検出器がより興奮して、黄色に見える。・・・。黒は白に、白は黒色に反転します。さて、本当にこの説明で良いのでしょうか。私は違うかもしれないと思っています。そうかもしれませんが、もうひとつ脳が色をつけているかもしれません。

左の赤い格子模様をしばらく見つめ、右の白いスペースを見てください。残像が見えます。格子は明るい青、窓は濃い赤、交差点の丸は?。