@の試験管に5ml程度の水を入れ、駒込ピペットで灯油を静かに入れる。灯油は何処へ入っていきますか。

Aの試験管に5ml程度の水を入れ、駒込ピペットでエチルエーテルを静かに入れる。エチルエーテルは何処へ入っていきますか。

Bエチルエーテルの代わりにヘキサン、アセトン、アルコールではど うですか。

C

Dしその葉やコリウスの葉など赤い葉を乳鉢に入れアセトンを加え てすりつぶし、ろ紙でろ過した液を試験管に5mlほど入れる。エチル エーテルを加えて多量の水を加え少し振る。上層の緑の液体と下層の薄ピンクの(薄い酸を加えると赤くなります)液体はどうやって取り出しますか。

第七回 植物色素の分離ーペーパークロマトグラフィー法 

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

分液ロートを使えば簡単です。左はCの実験と同じです。右はDの実験と同じです。下層は下のコックを回して下から出せば良い。上層部の液体は上から出してください。下からでも上からでもどちらでもかまいませんが、出来るだけ綺麗な上部の液体を取ろうとすると自然にそういう操作になると思います。

分液ロート

F

E

有機溶媒は引火性です。また、大量に吸引すると気分が悪くなります。換気を十分行ってください。もっとも有機溶媒が入手できなければ実験ができませんのでご了承ください。

賢いね。ひっくりかえっちゃった

ついでに植物の葉に含まれている水溶性の色素の性質について少し実験してみましょう。
試験管であれば、駒込ピペットのゴムキャップを押してDの試験管のそこまで差し込んで吸い取ってください。分液ロートであればコックをあけてビーカーに下層部をとってください。ここに含まれている色素は普通アントシアンと呼ばれるものです。秋の紅葉の色です。花びらの赤から青色の色素です。アジサイが青から赤色に変色するのは細胞のPHが変化するからだと昔言っていましたが、植物の細胞内のPHはそれほど大きく変化するとは思えません。多分金属イオンによると考える方が妥当だと思いますが、本当のところは知りません。

Eに薄い酸を数滴加えて軽く振ってみてください。

Fに薄いアルカリ性溶液を数滴加えてみて下さい。

色の変化を見てみましょう。

とっぷう