ウミボタルの発光

第六回 蛍の光 ルシフェリン

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

ルミノール反応

前回ホタルの光を見ました。さて、この時酸素を使います。酸素を必要としていることはどうしたらたしかめられるのでしょうか。

ルミノール液:0.2から0.3gのルミノールを10%炭酸ナトリウム(5%水酸化ナトリウム)水溶液300mlに溶かす。

過酸化水素水:3%ほど

ルミノール液2mlに過酸化水素水2mlを混合し魚や鳥の血液を少し入れると発光する。過酸化水素が分解して酸素を発生すれば良いので、血液でなくても肝臓片でもかまわないと思います。

ここに用意したものは乾燥ウミホタルです。マイクロチューブ
内にある粒は乾燥剤シリカゲルです。発光には何ら関係があ
りません。取り出しても良いがそのままでかまわないでしょう。
マッチ棒などでウミボタルを細かく押しつぶして下さい。水を少し入れて下さい。光り始めます。この場合も発光に酸素が必要です。光が弱くなったら強く振って酸素を供給すると光は強くなります。

とっぷう

ウミホタルの採集
適当な蓋付き瓶とか合成樹脂瓶。蓋に直径5mm程度の穴を沢山開けます。腐りかけた肉を底に入れて錘になる石を入れて海底に沈めておきます。砂地の海底に沢山いると言われています。海水が汚れるとすぐ死んでしまいます。持ち帰る時は茶こしにすくい取ってきれいな海水で洗ってからきれいな海水に入れて輸送すると良いでしょう。