第四十回 膨れるシャボン玉 二酸化炭素

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

二酸化炭素ガスボンベを使って二酸化炭素を三角フラスコ内に吹き込んで下さい。

シャボン玉の大きさに注目して下さい。

だんだんシャボン玉は大きくなっていきます。

この実験は「ガリレオ工房の身近な道具で大実験」に紹介されている当時高校2年生の森さんの実験を参考にしました。

大きめの三角フラスコにスティク糊の網止めの蓋を置きます。

ストローでシャボン玉を作り、蓋の上に置きます。

シャボン玉の大きさに注意していて下さい。

スチロール球を激しく運動させると、水分子もショ糖分子もそれぞれ左右で均一になるように移動します。境目に小さな穴が開いた仕切るがあると小さな分子だけが移動します。シャボン玉の膜には穴が開いているのでしょうか。

上の右図は細胞膜を通しての物質の移動の様子を示しました。
青色 水のような小さな分子は自由に通過する。
黄色 大きな分子は通過できない。
ピンク 大きな分子でもよく通過するものがある。 細胞膜には脂質が重要な成分になっています。脂質と親和性のある物質は大きくても細胞膜に取り入れられ内側に放出されます。

一体どうしてなんでしょうか。説明してみて下さい。シャボン玉の膜には穴が開いているのでしょうか。

とっぷう

最近の浸透圧現象の説明には少し注意をしてください。溶質粒子の数の差と溶媒粒子数の差で説明しています。小さな粒子だけ均等になるように移動するわけです。がしかし、大きな粒子が膜に衝突して跳ね返るとき反対側の水粒子をもくっつけていく。なるほど。

もくじ2