第二十七回 偏光板と立体視 円偏光や昆虫の目

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

大空の偏光分布 工夫をして調べてみますか

円偏光 おまけ(私にはよく分からないと言う意味です)

上は空の偏光分布を調べるために直交する偏光板を並べてみました。下は太陽が出ている方向の空から360度回転して空を観察してみました。角度ははっきりしません。けれども回転に伴って水平の、垂直の偏光板が交互に暗くなったり明るくなったりします。

曇りの日太陽はどこに出ているのかはっきりしません。私はもっとも明るく見えるところに太陽があるだろうと思って探しますが、大抵誤っているようにも思います。でもこれなら昆虫は誤ることはないかもしれません。(よく分かりませんが)昆虫の目を顕微鏡で観察しながら偏光を調べる装置があるかどうか調べてみましたが、普通の偏光線についてはよく分かりませんでした。

コガネムシの羽の反射光は円偏光 簡単です。やってみよう。

円偏光は見られない

ミツバチの餌の場所を伝えるコミュニュケーションの仕方を示しています。垂直の方向を太陽の方向にして中央の線方向が餌の方向です。人間が上を北にして地図を書くのと同じです。

ハナアブの目です。光と密接な関係を示しながら飛行します。大空の偏光分布を調べて太陽の位置を確認しながら活動をしていると言われています。トンボやクマバチに下から光を当てながら飛行させるとひっくり返って飛びます。

コガネムシの生活を私はよく知りませんが、巣を作るハチと同じように帰巣のために正確に太陽の位置を知る必要があるのかどうか。

コガネムシの仲間です。一番左はフィルターなしです。中央は右回転フィルターをつけました。右は左回転フィルターつけて撮影しました。コガネムシの羽の反射光は確かに円偏光を示しています。コガネムシは円偏光光線を認識出来るかもしれません。けれども目の構造はどうなっているのでしょうか。これでハチを含めてすべての昆虫で同じだとは言い切れません。

とっぷう